「いざッNow! 」TourはDVDになっているので、嵐のファンになった翌日には入手して見ていたのだけど、CDを聴いてそのおとなっぽさに改めてびっくりした。実は、DVDを初めて見た時は、全面「きっと大丈夫」的な、新しい感覚のPop/Rapみたいなものを期待していたので、このダンスっぽさには、正直、ちょっと拍子抜けだった。典型的なアイドル歌謡でない部分は、「ああ、これが最近のアイドルなんだ。一般の人(って変な言い方ですが)がここまで洋楽っぽいものを聞く様な時代になったんだなぁ。」と、感心はしたけど、思っていたものとは違っていたんだった。
その後、ARASHICやTIMEを聞いてみると、けっこう明るい曲やきれいな曲が多くて、ちょっくら、期待はずれ感も感じていたんだ。けど、その頃には、もう嵐の5人にガッツリ心を奪われていたので、少しくらい楽曲が子供っぽいくらいでは、彼らの作品に対する愛情は消えなかった。おかげさまで、嫌いな曲調も聴くことができるようになった、というか嫌いな楽曲を聴くことによる精神修養ができたような気がします。
そんな経験をした後で、How's It Goingを聞いた時の「黒っぽいことに関する驚き」はHow'sの感想文に記載しましたけれど、How'sに遅れること更に1ヶ月くらいしたころ「いざッ、Now」を聴いたら、How'sより更にAOR、ブラックコンテンポラリーの香りが強いのでまたびっくり。これは、翔ちゃんのRapが少ないせいで、そう思うのかもしれない。この時期2004年って、翔ちゃん大学の4年の年かしら。時間があまり取れなかったのかな、Recordingの時。
ところで、「コトバノチカラ」の嵐さん、さすが、言葉遊びには長けていて、このタイトル、『いざなう』と、『いざっ、今』をかけていて、しかもひらがなかたかな英語を取り混ぜたタイトルは、なかなか遊び心とインテリジェンスがあって好きです。CDタイトルでは、これが一番好きかもしれないな。
また、★付けちゃうよ。
★★★ 好き
★★ 普通(どちらかというと歌唱を聞きます)
★ 嵐じゃなかったらきかないよ
☆ Bonus
1.言葉より大切なもの(★★☆)
黒っぽい、大人っぽい、と言いながらの最初の曲は、シングル曲。運動会で使う行進曲にアレンジされても良い位の、明るく正しく元気な曲です。けど、出だしの大野君の「切り取ったメロディ・・」という部分は、何回聴いてもステキ。デネルさんが大好きな出だしの n で始まる大野君の歌唱はもちろんのこと、この歌詞も、とても気にいっている。実際、嵐のどの曲を聴いてても、終わると次はこの曲が始まるんじゃないか、と思うくらいなんです。
こんな曲歌ってんのに、3年後にはTourにタイトルを「コトバノチカラ」にしたりするところが面白い。
2.JAM(★★★)
これは、Liveバージョンの方が、いいなぁ。なんていうか、ドライブ感が違う。
ま、DVDの方が良いとしても、CDバージョンでも、それぞれのSolo部分が気に入ってる。「おいつめたはずが追い詰められてる、抱きしめたい」ニノ。「いまは友達でいてと言うために」相葉。「誘い出したのかい、今をやりすごすための迷路なら」潤。「今じゃない どこへでも、逃れてやる君と」大野。「君を好きでいるかぎりぬけらないルール」潤。 「今は恋人のふりをしている」「この甘さが苦い」ニノ。 「明日もあさってもいつになっても君は言うのか」大野。
ところで、この曲は、Rhythmに強く支配されているくせに、歌詞はリズム感の無い日本語をそのまま当てていて、日本語がダンス音楽に向かないことの弱点を示しかねない典型的な曲だと思う。それを嵐の5人は、びっくりするくらいリズム感良く唄っている。上記のそれぞれのSoloも、そういう技量が感じられてすきなのかもしれない。そんな中でも、大野君は特に難しいところ割り当てられてんのかもなぁ、ちょっと辛そうなところもある。 これ、全部英語だったら、もっと楽にリズムに乗せられたんだろうけど、ほんと、4人とも上手に日本語に組していると思います。
3.The Bubble(★★★)
皆さんに人気の曲。大野君の唄のうまさを惜しみなく使ってる曲。けど、こんな曲でも大野君って、艶っぽい声の出し方をするのよね。この歌い方、好きじゃないんだけど、どうして、自分がこんなにこの人の唄が好きなのかは謎。
曲的には、前にも書いたけど、Ray Parker Jr.とかGrover Wasingtonの世界ですね。なんか、懐かしい感じだよね、夜のドライブの時なんかに、こんな曲良く聴いていたよな。
4.Thank you for may days(★★☆)
なんて表現したらいいんだろう?ビートルズがスピナーズに曲を提供したらこんな感じに仕上がるかな。ファルセット気味のコーラスが黒っぽいよねぇ。
そして、曲は、どこまでもポップだし。更に、オルガンの入り方が、「風に吹かれて(Bob Dylan)」をちょっくら感じさせたりする。
5.PIKA★★NCHI Double(★☆☆)
PIKA★NCHIチにくらべると、これはずいぶんとアイドルっぽい曲だ。けど、映画の最後にかかるのには、効果的な曲で、あの映画を見て最後に5人がこれを屋上で(だっけ?)踊ってくれると、涙が出そうになる。
「止まった時間を・・」のところが好きだよなぁ。それと翔ちゃんのRap。
6.keep a peak(★★★☆)
アイドルのCDになんで、こんなClubなインストが入ってんの!!?
7.EYES WITH DELIGHT(★★★)
これをDVDで聴いてからCDのライナーを見るまで、カバー曲だと思っていた。だから、きっとCDにははいっていないかも、と思ってたんですが、オリジナルなんですね。CDの方が、途中いろいろと細工してあるね。
嵐は、良くこの70年代の白人コーラスアイドルみたいな曲をやりますよね。こういうのって、なんだろ、ルベッツとか、The Nolans とかいうグループの頃からの、ベタなおしゃれでないダンス音楽で、当時はあまり聴こうとも思わなかったけど、今、こうして嵐がやると可愛くていいですね。
8.RIGHT BACK TO YOU(★)
これもどっかで聴いたことあるような曲だよね。Stageではいろいろと、映える演出でやってるからいいけど、曲だけ聴くと好きじゃないんです。
翔ちゃんのRapはかっこいいなぁ、ちょっとだけど。その前後のアレンジは好きかも。
9.RAINBOW(★★★)
このブラスの前奏だけで、もう★3つですわ。そうそう、調べなくちゃいけないのにまだ調べていない、Curtis Mayfieldに入ってるブラス系なんです。
松潤ソロ→大野君ソロってパターンは、止したほうがいいと思うの、比較しちゃうじゃん。ま、この逆にしたら、もっと悪いかもしれないけどね。
10.ハダシの未来(★★★)
これも、ちょっとカバーっぽいですよね。けど、いいよね、ゴキゲンな曲だから。
11.優しくって少しバカ(★★★)
Liveのはじけそうな相葉ちゃんのイメージが強いので、この曲は好きになってしまいます。
曲としては、縦ノリNew Waveっつーのかな、80年代のBritishノリで、すごく明るい曲、つまり~~Big Country的な奴です。あ、Bruce SpringsteenのBorn To Runを思わせるGuitarもはいってますよ。
12.Dear My Friend(★★☆)
これもLiveのイメージが強いです。緊張感漂う曲たちの合間にはぴったりの曲じゃない?けど、こんな曲でも洋楽のメロディにしてくれているので、このCDは聴きやすいのです。
13:君だけを思ってる(★★☆)
もろ、ダンス。Eyes for Delgihtもそうなんですけど、こうなると、Stock Aitken & Watermanの80年代の世界というよりは、70年代の香りなんですよね。70年代のポップス。あの頃は聞かない曲だったけど、今、こうして嵐がやってくれると、好きだわ。
14.チェックのマフラー(★★★)
これは、"This Boy" by the beatles。いえ、ほんとは違う曲を思い出すんだけど曲名が想い出せなくて。。、This Boyは、映画でRingoがふらっと街に出て行ってしまう時にかかっていた曲なんで、それはそれで、印象が重なるのです。
大野君は、こういう曲をなんなく謡いこなせてしまえる、そして聞かせることができるからすごいなぁ。そうだよね、アカペラだっていけちゃうだろう歌唱力だからね。
ええ、もちろんみんなで歌ってるんだけど、要所は大野くんが締めて、聴く人を飽きさせないというやり方です。
15.途中下車(★)
この曲は、もう、20回以上聴いちゃったから好きになってるんですが、嵐じゃなかったら聴かない曲の典型です。なんか、こういう曲って、演ってる意味もわかんないし、聞く意味もわかんないんです。
こうやって、レビューをしてみると、このAlbumってRapも少ないし、翔ちゃんの声が聞こえるところが少ない、と感じるのは私だけ?最初は、このAdultなつくりは、きっと翔ちゃんの趣味が色濃く反映されているのかな、と思っていたんですけれど、実は、貢献度は極めて少ないつくりになってる。このCD出た時、翔ちゃんファンはどう思ったんだろう。もしかして、嵐を止めちゃうんじゃないか、とかそういう噂は立たなかったのかしら。
考えてみると、翔ちゃんは、嵐ができた時から、「自分がしっかりしなくちゃいけないと思った」んだ、「大野君は思っていることがあっても言わない人だから」。そんな翔ちゃん、自分の人生をアイドルで終わるのか、政府の官僚になるのか悩んでいたとしても、嵐のメンバーにも相談できなかったんじゃない?なんて、いろいろ心配しちゃいますね。そして、大学4年の時のことを確か、「一番迷いがあった」と言っていたような気がするし(今アラシゴトを見たのですけど、それには書いていないですねどこかで読んだと思っていたんだけれど、ウソかもしれません)、それは、人生を決める時期としては、とても理解できることだから、そん時彼がどんな風に考えていたのかは、知りたい気もする。
そして、この貢献度少ないCDができてきて、どう感じていたんだろう?ファンの事を人一倍考えている翔ちゃんとして、悔いは無かったのかなぁ、とも思う。だけど、Tourでは、そんな感じは少しも見せていないし、たとえ、Recordingで多少力を抜いたとしても、アイドルで居続けるためには、それなりの時間が取られたんだろうなぁ。
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