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UK at 川崎ClubCitta(2012.06.16)

もともとUKが出てきた70年代の後半は、すでに私はロックを聞いておらず、噂には聞いていたけれど、悲しい前世紀の遺物のように感じていました。しかし、その後83年ごろに大学の研究室でいっしょになった先輩が、結構がっつりロック好きで、共同で買ったミニコンポで彼は結構年中UKをかけていました。(その人には、当時の来日したAsiaのコンサートにも誘われたけど、結局かたくなに断ってました)その時は、あまり身を入れて聞いてはいませんでしたが、それでも曲はなんとなく知っていました。
その後2000年を過ぎて、突然EL&Pにはまったり、いきつけのロックバーができたりで、かなりロックへの理解が深まりました。そんな今日この頃、昨年来日のUKに言った知人から、「Eddie Jobsonがはんぱなくかっこよかった」と聞いて、行けばよかったと、、ちょっと後悔していたので、今年の来日が決まった時、是非行きたいと思った。だけど、昨年も実は行きたくともチケットが取れなかったのだ。今年もかなりの激戦だったようだが、いろいろあって、今年はチケットが入手できた。

直前まで中野で落語を聴いていたのだが、そっから川崎Cittaまでかけつける。コンサートは18:10過ぎごろだったろうか、、始まった。
Eddie Jobsonが出てきて、アラスカで開始。。そして、Terry Bozioが出てくる。最後にJohn Wetton。結論から言ってしまうと、久しぶりにほんとの意味で楽しめるロックコンサートだった。Asiaのときのような、義務感の中で聞いているのではなく、ほんとに彼らの演奏を楽しむことができた。そして、できればもう一回聞きたいと思った。それほど良いコンサートだったし、UKのことが私は結構好きだったんだと分かった。まず、UKは典型的なプログレバンドとして、がっつり変拍子でくるし、華麗なキーボードとパワフルなドラムス、そして、意外に存在感のあるベースライン、とここまでそろうとほぼEL&Pと同じ。そして、まさに、Eddie とJohnの作る曲は過去のプログレバンドの中ではEL&P, Crimsonと言ったハードなバンドに近い。Terry BozioのDrum kitは、幕が上がったときから騒然とするほどの存在感で、ステージの向かって右前方に山のように組まれている。バスドラが5つくらいあって、シンバルやドラその他のパーカッションがメタルのバーに取り付けられていて、Terryを囲んでいる。そこで、Terryは、絶妙のタイミングでそれらをたたきまくるのであった。Terryはあとから調べるとカールパーマーと同じ1950年生まれなので、すでに60歳を超えている。しかし、3人の中でダントツに若いように見えたし、あのドラムの演奏はすごいと思う。Eddie Jobsonについて、実際見るまで、「容姿に惹かれているのでは?」と思っていたが、そうではなく、彼のキーボードラインが好きなのだと分かった。そして、ViolinのSoloの旋律もだ。そう、考えてみれば、Green(Zink)にしても、それ以外のちょこちょことしたセッションでも、彼の演奏は好きだったのだ。だから、今回も演奏を聞いていて、ほとんど、いやなところが無い。次々と奏でられる演奏に魅了されていた。そして、透明のViolinを引く姿は、かっこよさで言えば、エレキギターに引けをとらないと思う。あの弓を使う演奏というのがあんなにかっこよいとは!John wettonはこれまで一度もPositiveな気持ちを持っていなかったのだが、今回は、Vocalの声もすごく良く出ていて、良い声だとおもったし、なにより、歌いながらあの複雑なベースラインを弾きこなしている音楽センスに脱帽。それに、やっぱりプログレのベースはあれでなくちゃ、という存在感でした。考えてみると、このトリオ、まさにEL&Pの構成で、だから、EL&P を見ている(聞いている)時のスリリングな緊張感があるのだ。

今回MCはぜんぶEddieがやっていて、1979年のLiveのことをなんどか振り返っていた。あれから33年なのだ、と。あの時、日本でしか受けていなかったUK、こんな形で33年後に戻ってきてくれたのは本当に感慨深いことだ。

東京でのLiveは追加2日を含む5公演全部売り切れだという事だが、ぜひ、来年もやってきて欲しいと思う。できれば、新譜も出して欲しい。UKのCDを買おうと思います。

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