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2013年2月

Carl PalmerにEL&Pを観た

Rockバンドのカラーはドラムスが決める、とは思っていたけれど、これほどまでとは思っていませんでした。
Carl Palmer Bandは、Guitar, Bass & Drumsのトリオでありながら、ほとんどのレパートリーはEL&Pの曲というバンド。以前ライブのDVDを見た時も、さすがにKeithのキーボードラインを肩代わりしているGuitarは少々辛いところがあると思っていたし、GregのVocalはいさぎよくあきらめて全部インストで演奏することの物足りなさは否めないだろうと思っていた。
Peter GunでのOpening の後、Karn Evel 9 1st impression を演奏したときには、その想いはまだあった。しかし、それでもCarlのかなでるDrumsは紛れもなくEL&Pの演奏だ。Hoedown, Knife Edge, America, Barbarian、Tarukus、と演奏が進むにつれ、すっかり彼らの演奏の虜になってしまう。このバンドこそに、EL&Pの血が流れているのです。Guitarは以前からいっしょにやっているPretty FaceのPaulだが、新しいBassのSimonは前のBassistにもまして上手い。この二人がMelodyラインをうまく手分けして、GuitarのPaulがシンセサイザーを使って適宜必要な音を出してくる。そして、なにより、CarlのDrumは、間違いなくEL&Pの要だったのだ。以前Keith Emersonのコンサートに行った時に、Keyboardの彼がEL&Pの曲をやっているのに何か違和感によるフラストレーションがぬぐいきれなかった。その時、もしかしてCarlが足りないのか?と思った。そして、こんどは、Carlだけの演奏だ。だが、非常にEL&P的だ、相当な満足感。
FullバージョンのTarkusの後、Guitar, Bassの二人のそれぞれのSolo演奏などを挟み、Carlが小さいころから家に流れていた大好きな曲と言って、展覧会の絵を紹介する。これがもう圧巻だった。もしかすると、EL&Pのときから、この曲をやりたかったのはCarlではなかったのか。Carlは、EL&PのときにKeithを見つめながら途中の演奏のタイミングを計っていた、あの構図をPaulを見つめながら再現する。ただし、今回バンマスはCarlだけれど。しかしそれでも、あの若かりしELPの演奏の緊張感を今目の前でみている気持ちでした。本当に圧巻、まったくELPの再現と言えましょう。それを、小さなLiveHouseで、目の前に、肉眼でCarlの表情すら読み取れる距離で見ている幸せ、贅沢。もう素晴らしいの一言に尽きます。展覧会の絵も完全バージョンで演奏した後、ラストの庶民のファンファーレもまた、完全に、完全にEL&PのパッションとQualityを持っての演奏でした。そうそう、この曲で、CarlはDrum Soloを奏でてくれました。Carl PalmerのあのDrum Soloを、スティックを転がす小技まであのような目の前でみることがあってよいのだろうか、夢ではないかと思うほどのできごと。そしてCarlは変わらず全曲を完全なフルパワーで演奏していた。
アンコールはNutlocker。これもすばらしいできでした!!
Carl Palmer Band万歳!!来年もきてください。
会場は、2月9日(土)下北沢GARDEN。みたのは中央あたりの段差のついた手すりのところ。Stageの天井が低く、やや視界は制限される感じ。前のFloorの人々の頭で、CarlのDrumSetはタムくらいまでしか見えない。それでも十分に近くて、表情は読み取れるが、手先まではわからない状態。しかし、全体の音は、この日のほうが良かった。10日(日)は高田の馬場AREA。同じく段差のある手すりのところで見たが、その場所がずっと前によっている、Stageから5mくらいだろうか。段があるので、Carlからは完全にこちらが見えるだろうというポジション。前だったせいもあって、音はこの日のほうが辛い感じだった(ドラムの音がハイあがりでがちゃがちゃ聞こえる)が、Stageが9日より少し高めだったせいかCarlの手元も結構良く見えてすごく良かった。
さらに、閉演後、Goods購入者対象のサイン会があり、Tarkusのジャケットにサインしてもらいました。Carlはとても優しいGentlemanという風情(Chris Barrieと同じ紳士的な感じ)でとてもとても素敵な方でした。緊張して何も聞けませんでした。ただ、Showを楽しんだわ、なんて言ってんの。
Carlは一曲ごとに前に出てしゃべってましたが、会場は毎回拍手がなかなか鳴り止まない。お客さんの人数はそれほど多くなかったし、満員でもなかったと思いますが、すごくコアなファンばかりだったんだと思います。いくつかのコメントを覚えている限りで
・このバンドとして日本に来たのは初めてで、こられたことがとても嬉しい。
・2001年からやっているのに、これまでかかってしまったのは、君たちのせいだぜぇ。
・いつも日本にくるとすてきな体験をするので大好きだよ。
・展覧会の絵は、小さいころから家でかかっていて慣れ親しんだ曲。大好きだし、僕は、11歳のときに、この曲で初めてLive Recordingしたんだ。(たぶん地元のオケかなにかで演奏したのか?)
・PaulとSimonに拍手を。。そして、君たちは素晴らしいAudienceだった、だから君たちにも拍手を。
・できれば、また来られるといいんだけど。僕達は明日、もう帰らなくちゃいけないんだ。
Vynil JapanのFacebookにバンドが新宿駅で帰ろうとしている写真が載ってますね。

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